勝利の女神になりたいのッ!番外編


嶋田の頭の中は女のことしか詰まってないのか?


一回でいい嶋田の頭の中を掃除させてくれないものだろうか...。



石田三成には嶋左近と言う名将が側に仕えていた。


自分と同禄で召抱えたほどの男。



左近と言うのは通称でその名を清興と言われている。


島清興。


嶋田清哉。



左近と嶋田を比べること自体無謀なことかもしれないが、名前は似ている。


島左近と言えば三成の家老として有名な男だ。


三成を支え、仕えてきた左近。



その名は今も語り継がれるほどの人物だ。



有名な話ではあの関ヶ原での壮絶な戦いぶりだ。


合戦後、なおも対峙した黒田軍を脅えさせるほどの左近。



黒田の家臣達は左近を思い出すたび身震いしていたと伝えられるほどだったと言われている。




力自慢で勇敢なところは嶋田も似ているのかも知れないな...。



嶋田との会話に疲れた俺は島左近に思いを馳せていた。


歴史の世界に逃避することが俺の癖らしい。





「観光に来たの?」


気がつくと目の前の嶋田がいなかった。


後ろから嶋田の声が聞こえたんだ。















< 46 / 276 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop