咲いても、枯れても2~ソラ色~
『だからね、色々教えて欲しいの!!花言葉とか』
『嫌だ』
そ、即答……!!!!
さっきまでの赤らめた顔は、露骨に喜んだ貴方はどこへ行ったのよ!!!!
思わず抗う。
『なんでよっ!!!!』
『スミには、花なんて似合わないんだよ。うるさいから』
『うるさくないじゃない!!』
『もう十分うるさいよ!!』
『しゅ、秀くんもじゃない!!』
二人とも黙ってしまった。
言い返せない。
……思わず、ケラケラと笑ってしまう。
どうしようもなく、楽しくて。
『やっぱり……変だよ』
きょとんとして、私を見る。
変な女、と呟いて。
そんな秀くんも、なんだか好きになってしまう。
おかしくなってしまった?