小さな私の恋
季節はあっという間に新しい学校の入学式の予行練習。

ひとつ、助けがあったことは、お姉ちゃんの高校の友達の妹が
私と同級生でこの中学校に通うと言うこと。お姉ちゃんから言ってあると聞いて、
お姉ちゃんに拝みまくった。お姉ちゃんは可愛い。全然私は似ていない。
姉妹か!?って言うぐらい似ていない。巻き髪をくるくるさせながら、『大丈夫だよ!ちゃんとやっていけるって』
っていってくれた。ありがとう。

超ーかわいい新しい制服にそでを通して、指定の黒ハイソックス。
この前買ってもらった、白のナイキのハイカットをはいて、不安が募る
中学校へ向かった。行く途中何人の生徒かにガンミされ、怖かったけど・・・
なんとか、たどり着いた。。

『君、転入生?』後ろから、肩を叩かれて、焦りすぎた!!
その人は笑っていた。『ごめんなさい。いきなり叩かれたもんだから、びっくりして・・・。』ってええーーーーー!!よく見ると、あのひとだ!
あの、野球部を見たときに一人だけ輝いて見えたあの人だ~~~~!!
『大丈夫?混乱しているようだけど・・・・』はい。十分混乱しています。
『ああの、私、転入してきたばっかりで、全然何にも知らないんです。』
『じゃあ、いろいろ教えてあげるから。ついてきて!』
『はいっ!』



『ここが一年のくつばこねっ!名前は?』『あっ、重本 桃と申します。』
『はははははっ』『えっ?』『なにその言い方?』
『あっ、緊張しちゃってつい・・・』『桃ちゃん?おもしろいね~』
『あなたは?』 『俺は、二宮 海と申します』『はははっ』
へ~海っていうんだ。でも、この人やさしいなぁ。
『海くんっ!もう大丈夫だから行って?友達、待ってるよ』

『お~~~~~~~~い!海~~~~?』『あっわりィ。じゃあ後でな~』
『うん!!』っていったはいいけど、これから私どうするんだろう…。

お姉ちゃんの友達の妹ってどこにいるんだろう。
早く会いたいな。こういう時に声かけてくれたらいいのに。













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