小さな私の恋
誰も知ってる人、いないもんなぁ~・・・
どうしよう。

靴はとりあえずここにおいて。先生いないかな~?
あっ!クラス替え表あるじゃん!
でも、人、おおすぎだよっ。どうやってあそこまで行くんだよ~・・・
私は、極度の人見知り。知らない人の前ではおとなしくなる性格だった。
とりあえず、教室の前まで行くか。あぁ。こういうところきらいなんだよな~・・・。

『わっ見て!あれ、転校生じゃね?可愛い~~~~』
『でも、なんか転校生の割にはスカート短くね?』
っていう声が聞こえてきた。スカートみじかいかなぁ??普通だし!
それでも直さない私はどんだけ気が強いんだろ。と自分でも思った。

『転校生?』 また男の子だー。『はいっ』とりあえず答えとこ!
周りにだんだんひとが集まってきた・・・・やだーーーーーー!
しかもなんか、小声で言ってるし・・・・・。
怖いよーーーーー!

『こんんちはっ!私、真央。あなたは?』といわれた。ちょっと苦手なタイプだけど、女の子じゃん。『あ、私は重本 桃です。』『ももちゃん!クラス替え見た?』
『あ、いや見てません!』『じゃ、一緒に見に行こっ?』『はいっ』
『桃ちゃん、2組!あたしと一緒☆』どうやら、この学校は劇的に人数が少ないみたい・・・。2クラスでクラス人数が38人とか、ありえないっ!!
私の小学校は、全学年5クラスずつで、各クラス40人ずつだったのに・・・・。

真央ちゃんと言う人には愛想よく微笑みながら、この学校やりにくそうだな~と思った。

真央ちゃんが『一緒にクラスはいろっ』と言った。てか、なんかほとんどの女子、私を見てるジャン!なんでこんな注目の的になってんの??

『うん』と言って私たちはクラスへ入ろうとした。その前をちょっとデブの女の子、てか、この学校でいう番長てき存在の女の子が、でっかい声で『しょうせい~~~~~~~~~~~~~~~』って呼んでクラスに入ってきた。よばれた、しょうせいらしき男の子は、『なになに~~~??』とかいって近ずいていった。こんな田舎な学校にもカップルっているんだな~~~って思った。
< 6 / 8 >

この作品をシェア

pagetop