*パパはヤンキー高校生*





先輩が言っていた。



『きっと柳下君って、瑠華ちゃんが可愛くて仕方ないんだね』


本当にこの人は、私を大事に思っているからこんなに色々世話してくれるのかな…



「あ、あの…」


「なんだ?」


「あ、い、いえ…何でも…」



私のバカ!

何聞くつもりなわけ!?

聞いて、その答え聞いてどうするって言うのよ…



「なんだよ?」


「何でもないです!ごめんなさい…」


「あ?何でもないじゃないだろ?はっきり言え」


「いや…あの…」


「……」


うわぁ…見られてる。
私のバカ…


「まぁいい…」


「え?」


「言いたくないなら言うな」


「刹那さん…」



刹那さんは、おかゆに目をやり、お椀によそってくれた。



「お前、身体軽すぎ」


「へ?…じゃぁやっぱり部屋まで連れてきたのって…」


「俺のほかに誰がいんだよ」


かぁぁぁ////

お、お姫様抱っこかな…

ってちがーうちがーう!

何考えてんのよ私!

ってか、超恥ずかしいよぉ///






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