*パパはヤンキー高校生*
「まぁ、お前身長低いし…それに、胸もないしな」
「はい?」
ケッ…
恥ずかしがっていた自分がバカみたいじゃない。
「どーせ私は身長も小さければ、胸もないし、モテないし、バカだしアホだし…」
「いや、そこまで言ってねーから。とにかく、また身体壊されちゃ困るからな、しっかり食え」
そう言って刹那さんは、おかゆが入ったお茶碗を私にくれた。
"ピーンポーン"
その時、玄関のチャイム音が鳴った。
「誰だ?俺は忙しいんだぞ…ったく。食っとけよ?」
「はい」
刹那さんは部屋を出て、階段を駆け下りていった。
おかゆ…おいしいなぁ。
すごく温かい。
そしてチャイム音は、意外な人物だった。