溺愛コンプレックス
「カナメ、ゲームしよ。あの対戦するやつ」
私は風呂から上がるなり、カナメの部屋に乗り込んだ。
「いいけど、その前に」
そう言って、カナメは私の腕を引っ張って床に座らせると、タオルで濡れたままの私の髪をガシガシと拭いた。
「何回も言ってるだろ、風呂上がったらまず髪乾かせって」
そう言いながら、今度はドライヤーで乾かしはじめた。
「自然乾燥でいいよー」
「風邪ひくだろ?髪も傷むし。せっかく綺麗な髪なんだから」
美容師みたい、とおもいながらドライヤーの温風の心地よさを楽しんだ。
今日は遅くまでゲームして、そのまま寝ちゃっても、カナメが部屋のベッドまで運んでくれる。
朝もカナメが起こしてくれるし、髪のセットだって時々やってくれる。
これが私の日常。
カナメがいなきゃ何もできない私の現状。
私は風呂から上がるなり、カナメの部屋に乗り込んだ。
「いいけど、その前に」
そう言って、カナメは私の腕を引っ張って床に座らせると、タオルで濡れたままの私の髪をガシガシと拭いた。
「何回も言ってるだろ、風呂上がったらまず髪乾かせって」
そう言いながら、今度はドライヤーで乾かしはじめた。
「自然乾燥でいいよー」
「風邪ひくだろ?髪も傷むし。せっかく綺麗な髪なんだから」
美容師みたい、とおもいながらドライヤーの温風の心地よさを楽しんだ。
今日は遅くまでゲームして、そのまま寝ちゃっても、カナメが部屋のベッドまで運んでくれる。
朝もカナメが起こしてくれるし、髪のセットだって時々やってくれる。
これが私の日常。
カナメがいなきゃ何もできない私の現状。