I -私-
「べっ別に・・・。」


と言い、顔を伏せる。



(麗華ちゃん・・何か知ってるの??)



保健室の先生は何か用事があったらしく、今は保健室内にいない。



「麗華ちゃん、何か知ってるなら私達に教えて!!」



と美月が大声で言う。



「なっ美月ちゃん??だよね??あなたには関係ないでしょ。」


美月を警戒するような、それでいて冷たい目で言い放つ。



気が強い所は今も昔も変わらないらしい。



「関係ある!!沙羅が大変な事になってるのにほっとける訳無いでしょ!!何か知ってるなら教えてよ!!」



「美月・・・。」



あまりの勢いにさすがの麗華ちゃんも押される。



「・・・今日、私の家に来れる??」



少し黙った後、麗華ちゃんはそう言った。
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