I -私-
それから、1時間後、私達は麗華ちゃんの家にいた。



「今、飲み物持って来るわ。紅茶とコーヒーどっちがいい??」



「私は紅茶で。」



と私。




「じゃあ、私はコーヒーで。砂糖もよろしく。」



と美月が言ったのを聞くと麗華ちゃんは部屋を出て飲み物を取りに行った。



「麗華ちゃんの家って本当にお金持ちだったんだね。」




と美月が部屋を見回しながら言う。




「社長の娘だからね・・。」



と私は苦笑する。



しばらくすると麗華ちゃんは、綺麗なお盆の上に紅茶とコーヒーを乗せて部屋へ戻ってきた。



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