Soul+relieve



紙にその文字を綴ると、その文字が赤くなって浮上した


「!?」



キーンと音をたてて、文字が形を整えていき、最後には一つの輪となって僕の手首にカチンとくっつく


「これは…腕輪…?」


赤く、怪しく透き通ったソレは腕輪となり僕の手首にあった


「これが誓いの儀式さ。
悪魔が本当の戦場に出る時、文字を一文字選びそれが戦場の共となる。
君の場合は【希】だね。」


そう言ってロナーは、僕の腕輪を指差した


「その誓いの儀式で選ばれた文字を、ローティスというんだ。
そしてローティスは見ての通り、固体に変化して持ち主のどこかにつく。
ローティスは持ち主の経験に応じて進化していくからそこな辺は君の実力次第だね。」





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