ラブ☆シェア

「悪いけど・・・キッチンの横の棚に・・・体温計あるから・・・とってくれないかなぁー?」



気だるそうな声で、ゆっくりと彼女は言った。



「計らなくても、絶対、熱ありますよ、そのカオ」



そう、言いながら、体温計を探し、彼女に渡した。



ピピピッ、ピピピッ、


計り終わった体温計が鳴る。



「げっーーーーっ、39.5度ぉぉぉぉー」



あまりの高さに驚いた彼女は、体温計を床に落とした。



「えーっ?!むっちゃ、高いじゃないですかっ?! 病院、行った方がいいですよ、絶対!」



「・・・・・・・・・」




何も、反応がない・・・・



横たわる彼女を見ると、



顔が真っ赤で息が苦しそうにしていた。



え? ヤバいよ、マジで・・・・












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