everbody

その音におきたのか、笑さんが眠たそうにこっちを見ている。

「なにしてんの」

「チャーハン作ってます」

「なんで?なんか出前しよかと思ったのになぁ」

「いや。泊めてもらうお礼です」

「ありがとう」

笑さんはニコって笑って立ち去った。

しばらくして…


「できましたよ。笑さん」

「おっ、うまそう」

そう言ってクチに運んだ。


「んまっ」

笑って食べてくれた。

なんかちょっとした優しさがあった。
けど、あたしは食べなかった。

食べる気にならない。

食欲がなかった。

笑さんが出してきたのはウイダー。



「飲め。これは絶対だから」



そう言って渡された。

なんか嬉しくて涙した。

せつないはずの涙と友に。

あたしはウイダーを飲むと、部屋に向かった

携帯の電源をオフにしといた。

みんなかけてくると思ったから。

あたしは電源を付けると着信の数に驚いた

全部心配のメールや電話。


今は有難迷惑。
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