おバカ彼女&天才彼氏
「五十嵐君、ゴメン。遅くなって…。何か手間どっちゃって…」


本当にこいつ誰なんだ?

しかも、俺の家で普通に料理作ってる…。

俺は、自分の記憶をたどる。


『おいしぃ―!!お姉ちゃん、天才~!』


『お姉ちゃん、何でこんなに料理上手いの!!?兄ちゃんにも教えてやってよ!』


和貴の言葉…。

確か、この言葉はあの女に言ってた…。


『兄ちゃん!!今日、梓姉ちゃん来るんでしょ?』


″梓姉ちゃん″…。

梓…姉ちゃん…。

梓…。


この女の名前は、″梓″というのか…。

俺がこの女のことをどう呼んでたか知らねぇが、とりあえず、梓と呼んでみるか…?

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