おバカ彼女&天才彼氏
「どうしたの?五十嵐君。もしかして、まだ食べられない?」

「…梓……。俺、まだ頭ボーってしてるから、俺に食べさせてくれないか?」

「へっ!!?あ、梓?!!何で急に″梓″なんて…。前までは栗原だったのに…。五十嵐君、熱出て頭どうかなった!?」


前までは栗原だった…のか……?

そうか!

こいつの名前は栗原梓…!!

思い出した!


「ああ…。あまり考えられねぇ…」

「じゃあ、私が食べさせてあげるから…」


いいのか、そんなこと…。

俺は、女に食べさせてもらったことなんて無いぞ。


「フー、フー。はい、五十嵐君。あ~ん」


パクッ


「味、大丈夫?急いで作ったから、味どうか分からない…」

「普通にウマイ。やっぱ、お前の料理は、最高だな」

「っっ!!そ、そう?ありがと…っ」


俺は、普通に普通の感想を述べただけだぞ?

なのに、顔を赤くして噛んでるし…。

女って、こういう言葉に弱いのか…?


「じゃ、じゃあ、熱はかって、ゆっくり寝ること!!いい?」

「あ、ああ」


こいつ、何か母親みたいだな。

熱はかって、ゆっくり寝ること!!って…。

マジ母親みたいじゃん。


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