君の瞳に映る色
特にうろたえもせずに
玲が話そうとした時、

「!?…ちょっと!」

瑠璃は意識を失い
その場に倒れてしまった。

棗は慌ててその身体を支える。

「…何考えてるのよ」

棗は玲を睨みつける。

「なにが?」

玲は意識のない女生徒を
ベッドに寝かせて
こちら側に下りてくる。

「なんて言い訳する気?」

「そんなのどうとでもなるさ」

玲は笑顔で言い放つ。
棗は溜息を吐いた。

「血を見て気絶するなんて
かわいいな。Cクラスの子だろ」

玲の言葉で瑠璃が
同い年なのに気付く。
あまりに小柄なので年下かと
思っていた。

玲は瑠璃を抱きあげ
もう1つのベッドに寝かせた。

棗は恐る恐る横目で
隣のベッドを見る。

寝かされている女生徒の
首筋にはキスマークのような
赤い跡が2つ並んでいる。

女生徒は、ぐったりとベッドに
その身を横たえていた。





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