君の瞳に映る色
「なんで度なしをつけてるの?」

瑠璃のメガネは
オシャレでつけている
という感じではなかった。

しばらく瑠璃は黙っていたが、
ポツリと答える。


「は、恥ずかしくて」

「は?」

意味がわからずに
棗は顔をしかめる。

瑠璃は言いづらそうに
していたがやがて口を開いた。

「好きだった人に一重なのを
可愛くないって言われて…」

瑠璃は指でメガネを持ち上げる。

「わたし顔も丸いし鼻も低いし
だから顔を隠したくて…」

「…くだらない」

瑠璃の話を遮るように
棗は言った。

「男のために自分を変えるなんて
どうかしてるわ」



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