月と太陽の事件簿10/争いの樹の下で
「…顔ですか?」
「そ、顔」
わかりやすい理由だ。
「月見くんも好みよ☆」
そう言われたが、達郎は聞き流した。
「馬場先輩とはどうだったんですか」
「あの人ね、明るいのはいいんだけど自己中でたまに女を見下すとこがあってさ。すぐに無理!って思ったわ」
帰国子女だからレディーファーストな人かと思ったんだけどね、と由美は笑った。
「江川先輩は?」
4人の中で一番成績優秀で、医者の息子ということで経済的にも恵まれている。
当然、由美の選択肢にはあったはずだ。
「物足りなかったわね」
由美はあっさりと言い切った。
「なんかいい人なんだけど…みたいな?そのせいか馬場には色々キツいこと言われてたわね」
ということは馬場と江川には確執があったということか。
しかし馬場が口をつけたジュースを、直前に交換したのは天堂だ。
その交換のきっかけを作ったのは椎名。
「椎名先輩はどういう人なんですか」
「そ、顔」
わかりやすい理由だ。
「月見くんも好みよ☆」
そう言われたが、達郎は聞き流した。
「馬場先輩とはどうだったんですか」
「あの人ね、明るいのはいいんだけど自己中でたまに女を見下すとこがあってさ。すぐに無理!って思ったわ」
帰国子女だからレディーファーストな人かと思ったんだけどね、と由美は笑った。
「江川先輩は?」
4人の中で一番成績優秀で、医者の息子ということで経済的にも恵まれている。
当然、由美の選択肢にはあったはずだ。
「物足りなかったわね」
由美はあっさりと言い切った。
「なんかいい人なんだけど…みたいな?そのせいか馬場には色々キツいこと言われてたわね」
ということは馬場と江川には確執があったということか。
しかし馬場が口をつけたジュースを、直前に交換したのは天堂だ。
その交換のきっかけを作ったのは椎名。
「椎名先輩はどういう人なんですか」