永遠の片想い
「本当、ありがとね」


感謝してるよ。


トシが居なかったら、きっとマリとも話せなかったし、佳祐に逢おうとも思わなかっただろうから。


「俺は何もしてないよ。動いたのは、絵里奈ちゃん自身だし」


タバコに火をつけた彼は、そう言って煙りを吐き出した。


「端から見たらさ、私ってだいぶ軽い女だよね」


考え出すと、嫌になるくらいだ。


「何で、そう思うの?」


だって、ずっと佳祐を好きだって言ってたのに、シュンくんの事も好きだなんて。

誰でもいいのかよって、そう思われたくない自分がいる。


「シュンくん、呆れないかな?」


私の呟きに"そんな奴じゃないっしょ"と、トシは笑う。
< 240 / 402 >

この作品をシェア

pagetop