永遠の片想い
「私の顔、何かついてる?」


優しく笑いながら私に声をかけてきた"ユキ先輩"と呼ばれた彼女。


「いや…すいません」

「絵里奈はユキ先輩に会うの初めてだよね?先輩、この子がいつも話してた私の親友の絵里奈です」


マリは、そう言って先輩に私を紹介した。


「初めまして」


先輩の言葉に、私は軽く頭を下げる。


「先輩、超ーキレイでしょ?」


その言葉に、私は何度も頷く。


「マリだけだよ、そんな褒めてくれるの」


そう言って笑う先輩は、本当にキレイだった。


「それじゃあ、お先に失礼します」


少し話したあと軽く頭を下げ、私達は予定通りカラオケに向かった。
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