本当の私は誰ですか?恋の魔法をかけられた身代わり姫
美晴のこんなとこが好き。



だって私にはセレブな生活なんて似合わない。




家でも掃除洗濯、買い物は全部自分でしている。




最初はやらなくていいと怒られたけど、




じゃ、結婚しないと駄々こねたら渋々許してくれた。



だって、体動かしてないと私じゃないもの。




豪華なドレス似合わないよ。



美晴が鏡を覗いた。




『お姫様、なんか又ご不満でも。』




「これは、本当の私じゃないよ。」




『紗弥加、これも親孝行の一つ。後数時間の我慢だから。



披露宴が終われば、二人で温泉へ行くんだからな。



紗弥加が行きたがっていた、伊豆の温泉。』




うん、温泉楽しみなんだ。







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