本当の私は誰ですか?恋の魔法をかけられた身代わり姫
『いい加減にしろ!おまえって女は!』




「殴りたければ殴ればいい。偽者の二千翔にみんなばらしてやる。



証拠の写真がこんなにあるんだから。」




美晴と私が裸で抱き合ってる写真をばらまいた。




真っ青になる美晴。




「どう、うまく撮れてるでしょ。隠し撮りってなんかドキドキするわね。」




『おまえは!』




「美晴は私から逃げられないのよ。



あんな偽者の二千翔の何処がいいの。



あの可愛い子ぶった女見てると腹が立つ。」




『あいつは、おまえが思ってるような女じゃない。



あいつは金なんかになんの興味もない。



おまえとは違うんだよ。』



何バカのこと言ってるの。



あの女だってお金の為、二千翔さんの偽者になること引き受けたんでしょ。







< 89 / 132 >

この作品をシェア

pagetop