零の狼-新撰組零番隊-
その言葉を、更に私が引き継いだ。

「肝要なのは…己の信念を貫く事…敗者に回ろうと、結果命を落とそうと…己の信じた道を貫く事…それによって道が開かれる事もある…時代が…国が…人が変わる事もある…」

迷いのある心で起こした行動に、所詮大義などはない。

強い信念。

迷いなき思いこそが、全ての事象を動かすのだ。

そして、それを『士道』と呼ぶのだ。

死して尚、後世の人々の心を揺り動かす、初代新撰組副長、土方歳三がそうであったように。

そして、その『士道』を持ちながら、恐れをなして身を竦ませ、敵に背中を向けるなど、侍として愚の骨頂…!

「新撰組隊規、士道に背くあるまじきこと。敵前逃亡は士道不覚悟…!」




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