零の狼-新撰組零番隊-
「口は達者な事だな」

闇の中からまた声がする。

そして、その声と共に迫ってくる、鋭い三日月!

「っ!!」

「つあっ!」

斬撃の軌跡も視認できず、反射的に構えた剣で、私と一七夜月さんは受けるのが精一杯。

常人離れした体捌き、見切る事すら困難な攻撃。

人斬りとは熟達すれば、ここまで超人的な能力を発揮できるものなのか。

私は七種の技術に感嘆すら覚えていた。

これほどの腕を持ちながら、何故テロに走った?

何故国家転覆に与した?

志を共にしていれば、頼れる仲間になっていたものを…!

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