零の狼-新撰組零番隊-
敢えて敵前で背中を無防備にさらす。

戦場では自殺行為に等しい行い。

たった一人で七種と対峙していたならば、このまま背後から両断されておしまいだったろう。

しかし、私には一七夜月さんがいる。

一七夜月さんには私がいる。

互いが互いの背中を守る『目』となれば…!

「一七夜月さん…!」

「応!!」

私と一七夜月さんは、互いの刃を激しく打ち合わせる!

鋼と鋼がぶつかり合う衝撃音!

その衝撃は、火花さえ散らし、刹那の間だけ境内を照らす。

そしてその刹那で、闇に紛れた七種を見つけ出すには十分だった。

「祝、後ろだ!」



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