零の狼-新撰組零番隊-
一七夜月さんの声に、私は瞬時に反応する。

小太刀を素早く逆手に持ち替え、背後から接近してくる七種の脇腹に突き立てる!

同時に、一七夜月さんの人斬り包丁もまた、私の背後に迫る七種の喉元に、その切っ先を打ち込む!

「がっっっ!!!!」

完全に私の背後を捉えた。

闇に乗じて私の背中を斬るつもりだった七種。

しかし、彼は暗闇に紛れての奇襲に慣れすぎていた。

自らの姿を視認されてしまえば、暗殺者は存外に脆かったのだ。

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