零の狼-新撰組零番隊-
私と一七夜月さんが切っ先を引き抜く。

「ば…馬鹿な…」

脇腹と喉元に血の華を咲かせ、七種は二、三歩よろめく。

「我らの…威震志士の思想に…誤りがあったのか…」

「……」

それはわからない。

正しいから勝つとは限らない。

力がないから滅びるとは限らない。

本当の正義は何なのか。

それはやがて、時代が証明してくれる。

今は私達が七種を倒し、生きて立っていた。

それだけの事だ。

何にせよ、私は小太刀を構え。

「御命…頂戴」

零の狼としての任務を全うした。

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