約束
「一つ、頼みごとをしていい?」
「何?」
「プレゼントを探すのを手伝ってほしいんだ。君がほしいものでいいから」
「私がでいいんだよね。とりあえずいろいろ見て回ろうか」
彼から意外な大役を与えられてしまった。でも、頼られるのは悪い気がしない。
とりあえず映画館に向かいつつ、私のほしいものを探すことにした。
レンガ造りの町並みの中に足を踏み入れる。そこには大きな木が並んでいた。
秋になると真っ赤に染まる木々が、この時期は青々とした緑を茂らせる。ここには比較的可愛いお店が並んでいるのだ。
私の足はある一点で止まる。ショーウインドウには多くの宝石が並んでいる。
「こういうのがほしいの?」
彼は難しい顔をしていた。
「何でないの。私の個人的な好みの問題だから。これがすごく綺麗だなって思ってさ。別の商品を探そうか」
私はさっきまで見ていたチェーンのネックレスを指すと、歩き出すことにした。だが、すぐにその足は止まる。
三件隣のお店に大きなクマのぬいぐるみを発見したからだ。三歳か、四歳ほどの子供の大きさくらいはゆうにあるものだった。
さっきの女の子のことも思い出し、顔をほころばせていた。昔、こういうのをほしいと親にねだって怒られた記憶がある。
「可愛いね」
私は振り返ると、彼を見た。
だが、木原君は悲し気な目でその人形を見つめていた。
「木原君?」
彼は目を見張り、私を見て笑顔を浮かべる。
「何?」
「プレゼントを探すのを手伝ってほしいんだ。君がほしいものでいいから」
「私がでいいんだよね。とりあえずいろいろ見て回ろうか」
彼から意外な大役を与えられてしまった。でも、頼られるのは悪い気がしない。
とりあえず映画館に向かいつつ、私のほしいものを探すことにした。
レンガ造りの町並みの中に足を踏み入れる。そこには大きな木が並んでいた。
秋になると真っ赤に染まる木々が、この時期は青々とした緑を茂らせる。ここには比較的可愛いお店が並んでいるのだ。
私の足はある一点で止まる。ショーウインドウには多くの宝石が並んでいる。
「こういうのがほしいの?」
彼は難しい顔をしていた。
「何でないの。私の個人的な好みの問題だから。これがすごく綺麗だなって思ってさ。別の商品を探そうか」
私はさっきまで見ていたチェーンのネックレスを指すと、歩き出すことにした。だが、すぐにその足は止まる。
三件隣のお店に大きなクマのぬいぐるみを発見したからだ。三歳か、四歳ほどの子供の大きさくらいはゆうにあるものだった。
さっきの女の子のことも思い出し、顔をほころばせていた。昔、こういうのをほしいと親にねだって怒られた記憶がある。
「可愛いね」
私は振り返ると、彼を見た。
だが、木原君は悲し気な目でその人形を見つめていた。
「木原君?」
彼は目を見張り、私を見て笑顔を浮かべる。