約束
 私と木原君は学科は違えど、志望大学は同じだった。大学に入った時、彼のお母さんがどうなっているかはあえて考えないようにして、私は幸せな未来を夢見ようと決めたのだ。

 その時、洋服を売っているお店が目に入る。

「セーターはどうかな」

「いいと思うよ。今から買いに行く?」

 笑顔で言ってくれた親友の言葉に、うなずいていた。
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