約束
「一緒に学校に行き、うか」
途中で敬語になりそうになって慌てて修正した。そんなものを使うと、余計に木原君に気を使わせてしまう気がしたからだ。
断られることはないと思ってもドキドキしていた。
彼が反応してくれるまでの数秒がとても長く感じた。もしかすると聞こえていないのではないかと不安にもなったとき、彼は頬を赤くし、頷いた。
私は可愛いと思ってしまっていた。男の人にそう思うのは失礼かもしれないけど、そう思わずにはいられなかった。
彼は何でもできる完璧な人だと思っていた。そうじゃないところもあって、彼も私と同じ年なのだと感じていた。
途中で敬語になりそうになって慌てて修正した。そんなものを使うと、余計に木原君に気を使わせてしまう気がしたからだ。
断られることはないと思ってもドキドキしていた。
彼が反応してくれるまでの数秒がとても長く感じた。もしかすると聞こえていないのではないかと不安にもなったとき、彼は頬を赤くし、頷いた。
私は可愛いと思ってしまっていた。男の人にそう思うのは失礼かもしれないけど、そう思わずにはいられなかった。
彼は何でもできる完璧な人だと思っていた。そうじゃないところもあって、彼も私と同じ年なのだと感じていた。