彩葉唄

「俺には‥」

アイツは斬れないっ!


刹那

何かが頬を掠めた。
少しの痛みが走った後にそこに触れてみる。指先についたのは紛れも無く、自分自身の血‥。

「貴様っ!」

英総が抜刀し、彩葉に斬り掛かる。
その様子を見て頬を掠めた物は、彩葉が投げた物だということに霧夜は気づいた。
投げられた物は一本の矢。
 
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