私と彼の関係
 話がひと段落つくと、奈々さんは笑顔で両親にこう告げた。


「もしよかったらごはんでも食べていきませんか?」


 その言葉にさっきの奈々さんの言葉が現実味を帯びる。


 宮野君は普段どんなものを食べているんだろうってことだ。


「悪いですよ。私たちはここで失礼をさせていただこうかと思います」


 そうお父さんが言ったのだけど、私たちは彼の両親に説得されて、彼の家でごはんを食べることになった。


 彼の両親は買い物に行くことになり、私たち一家は客間に残された。


 私たちは半ば轟然としながら、それぞれが身動き一つできずにいた。


 そのとき、客間がノックされる。


 入ってきたのは宮野君だ。


「よかったら飲み物のお代わりでも入れましょうか?」


 彼は笑顔でそう問いかける。



 私達が戸惑っていると、彼は言葉を続ける。


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