私と彼の関係
 そう言ってメニューを渡してくれたのは宮野君とよく一緒にいる男の子だった。名前は知らないけど。


 私は目の行き場ができたことにほっとして、そのメニューを受け取っていた。


 でも、何がどう感じているのか分からないが、刺すような視線を辺りから感じる。


 何を選べばいいのかも分からなくなってきた。


「コーヒーにする?」


 そう言ってくれたのは宮野君だった。


 私は彼の言葉にうなずく。


 そして、お店の人を呼び、二人分のコーヒーを追加で注文してくれた。


 女の子がちらっと私を見る。笑っているけど、目が据わっている。


「確かに可愛いね。宮野君ってこういう子が好みだったんだ」


 台詞とは裏腹にちくちくとした視線が私の体に刺さる。


 なんか見世物みたい。
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