私と彼の関係
 見世物みたいにみんなが私を見るから。


「明日の数学のテストって範囲がどこまでだったか覚えている? この前のテスト悪かったからやばくてさ」


 私は彼女に覚えている試験範囲を伝えた。


 そして、電話を切る。


 ちらっとお店を見る。


 戻りたくないけど、戻らなきゃおかしいよね。


 意を決してお店の中に戻ろうとしたとき、声が聞こえる。


「優菜」


 その言葉に顔をあげる。いつの間にか宮野君が近くまできていた。


「そろそろ帰ろうか」


「え? でも」



< 49 / 235 >

この作品をシェア

pagetop