私と彼の関係
「何やってんの?」


 宮野君がいつの間にか私の脇に立っていた。


「あ、え、と。どれがいいかなって」


「どうでもいいことで迷うなよ」


 彼はそういうと、腕を伸ばし、ピンクのチェックのスリッパを持ち上げ、私の膝元に置く。


「ありがとう」


「飲み物は何がいい?」


「コーヒー」


 どこの家でもありそうな無難なものを選択した。スリッパに足を通す。
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