私と彼の関係
「ジュースじゃなくていいんだ。家にあったけど」


「何で?」


「お子様用のもの。この前、親戚が遊びに来てまだ残っていたんだよね」


「そんなに子供じゃありません」


 私は頬を膨らませた。


 だが、彼は噴出すようにして笑い出す。


「そういうところが子供だって分かってんの?」


 彼はからかっただけなのだ。恥ずかしくなってきた。


「とりあえずそこに突っ立ってないで、中に入れば?」


 玄関先に立ち尽くしていたことに気付き、玄関を満たすオレンジの明かりを消すと、リビングの中に入った。
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