ラブハンター
そんなに俺のことわかってんなら、今何がしたいってのもわかってんだよな?



「顔上げろ」

「ヤダ…、恥ずかしいです…」

「ムリだ。全部食っちまいてぇ…」



ゆっくり手探りで、なんてもうムリ。



今までかなり我慢してきたんだ。



もう我慢できなくなった。



今はキスだけで我慢してやるけど。



「若菜が女将なんかやったら、やべぇな」

「なに…が…?」

「毎日着物とか、もっと好きになる」

「滅多に言わないことをサラッと言わないでくださいよ!!今の録音しとけばよかったぁ~…」

「ははっ!!」

「あっ、笑っちゃダメでしょ…。心臓が…きゅ~ん…」



悶え始めたので、ほっとくことにしてお茶を煎れた。



さて、どこに連れていくか。



って言っても、俺的にこの辺にはいい思い出がないわけで。



毎日家と学校の往復だったしな…。



観光名所すら知らん。



「若菜、外行くか」

「もう溶けたので動けません…」

「あ?溶けてねぇだろ。行くぞ」

「てててて、手とか…繋いでもいいのですか!?」



いや、立ち上がれって意味で手を差し出しただけなんだけど…。



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