ずっと大好き…この恋は秘密 …


「あの…高速教習の時に…

浅井さんがサービスエリアで吸ってるのを見てたんで…」


自分がどれだけ好きかってことを
言っているようで恥ずかしくなって…

みのりが浅井から目を逸らした。


「あぁ…そういや吸ってたっけ。

…つぅか、
そんな前からオレの事見てたんだ?(笑)」


浅井がからかうつもりで言った言葉に
みのりが顔を真っ赤にさせる。


「あ、ケーキ…」


恥ずかしくなったみのりが
なんとかごまかそうと

ソファの横の小さなテーブルに置いてあったケーキを少し口に運ぶ。


ホールで持ってきたケーキも
悟の活躍で残りは2切れだけになっていた。




意地悪な顔をしてみのりを見ていた浅井も
みのりの反応に少し真顔になる。



「…まじ?」


しばらくフォークをくわえたまま黙っていたみのりが
浅井の言葉に頷いた。



耳まで真っ赤にしてうなづくみのりの姿に
浅井が思わず笑い出す。



「や、でも高速の時は…

今ほど好きってわけじゃなくて…


憧れってゆうか…」



浅井に笑われますます恥ずかしくなったみのりが
慌てて言い訳を始めると

浅井がみのりの肩を抱き寄せた。





「…すげぇうれしんだけど」


お互いの顔もぼやけて分からなくなるほどの至近距離でそう言った後

浅井の唇がみのりの唇をふさいだ。



浅井の言葉とキスにドキドキしながら…

みのりが目を閉じる。



「…甘いし(笑)」


途中、浅井は少しだけ唇を離してそう言って

もう一度唇を重ねた。



この日のキスはいつもと違って本当に甘くて…


みのりが気持ちを込めて焼いたケーキのせいで…





みのりの手からすり落ちたフォークが
床に落ちてカシャンと小さな音を立てた。



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