365回の軌跡
朝になる。私はカーテンを閉め忘れていたせいで、直接射す秋の朝日で目を覚ました。二日酔いの頭が重い。すぐに思い出したのが父のことだった。昨日はあの後、帰り道に会話は無かった。私の部屋に着いても、「意外と綺麗だな」と言っただけで、特に会話は無い。私はいつものベッドで、父は床に布団を敷き寝た。
時間は8時ちょうど。欠伸しながら上体を起こすと頭が更に重く感じる。床を見る。父が…居なかった。テーブルに一枚の紙が置いてある。ベッドから手を伸ばし、見てみる。
(帰る。迷惑かけた。また帰ってこい。)
父の汚い殴り書きの字だ。私はベッドから降りると床の布団に手を入れた。まだ暖かい。さっき出て行ったばかりの様だ。駅までの道分かるのか?
時間は8時ちょうど。欠伸しながら上体を起こすと頭が更に重く感じる。床を見る。父が…居なかった。テーブルに一枚の紙が置いてある。ベッドから手を伸ばし、見てみる。
(帰る。迷惑かけた。また帰ってこい。)
父の汚い殴り書きの字だ。私はベッドから降りると床の布団に手を入れた。まだ暖かい。さっき出て行ったばかりの様だ。駅までの道分かるのか?