KILLER DOLL~君が教えてくれたこと~
「おい、鋼柳!
遅かった方は…」
「所長の頭を殴る」
俺はそう言うと、一瞬で青ざめた啓汰
「いや、それは無いだろ…」
俺は所長から受け取った紙を見ながら本部の外へ出る
「…俺に勝つ自身がないのか?」
一瞬だけ紙から目を離して啓汰を見、すぐに紙に目を戻す
「んな!
余裕で勝てるしっ!
よし、負けた方が空を殴る!
決定!!」
単純な奴で本当に楽だ、啓汰は。