KILLER DOLL~君が教えてくれたこと~





まぁ、知らないわけじゃないんだけど、いちいち名前なんて覚えてない





「も~…






相変わらず冷たいわね…





ま、そこがいいんだけど♪」





俺は、そんなことを言う女に無言で男の写真を見せる





「あぁ…





この人ね……





あんまり派手にしないでね?





後片付けするの、あたしなんだから…」





女はそう言って、男のところへ行った






男は酔っているようで、特に抵抗もしないで女に地下へ連れて行かれた





俺は男にバレないように、後ろから付いて行く





…バレたら、逃げられるかもしれないからな





「あれー?





どうしたの、君?





まだ未成年でしょ?」





ゲッ……





「あー…





ちょっと、ここの№1の知り合いなんで」





女の名前が分からず、№1と言ったけど…





大丈夫、だよな…?





「そうなんだー」









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