秘密の生徒会探偵団☆
「って泊まるの!?」
見ると陵のそばにはスポーツバッグ。
泊まる気満々じゃん。
「しょうがねーだろ。
ここら辺で親しい家っつったら、お前ん家しかねーんだからさ。」
あぁ、なるほど。とついつい納得してしまうあたし。
なんと言うか、陵は泊まりに来ることもあったし、まぁ冷静に考えればしょうがないか。
みたいな思考回路があたしのなかで流れたからだ。
「今回はしょうがないことだし、お母さんも納得してくれるだろうからさ、空いてる部屋使っていいよ。」
「さっすが由比。
幼なじみの力ってすげーな!!」
そういってニカッと笑う陵。
「単に腐れ縁じゃないのー。」
って、照れ隠しで言ってしまうあたし。
でも、陵はお構い無し。
まぁ、そこがいいとこなんだけどね。