王国ファンタジア【流浪の民】
「よう、あんたリエルだろ? 乗れよ」
「え?」
「私が彼に頼んだのだよ」
テイシンにニコリと笑いかける。
「あんた、その銃持って走り回るの無理だろ? それで、あんた乗せて戦えって言われたのさ」
「……」
「リエル様! やりましょう」
リエルは自分の銃を見つめた。
確かに、威力は高いがその重さが難点だ。ドラゴンに攻撃されたら、逃げられない。
「おら! 早く早くっ」
「えっ!? ちょっおいっ」
テイシンは答えも聞かずに弾を積み始める。それにならうようにしてサラまで積み込みを手伝った。
「……」
有無を言わさずかよ……リエルは溜息混じりに銃身の長い銃を持って、荷車に乗り込んだ。
ベリルは、サラの首にドルメックから譲り受けたムーンストーンのペンダントをかけた。
「!」
「彼の助けになってやってくれ」
お前の想いは、彼の力になる。
「サラ、サポート頼むぞ」
「任せてください!」
「しっかり掴まってろよー!」
テイシンはそう言うと颯爽と走り去った。
「え?」
「私が彼に頼んだのだよ」
テイシンにニコリと笑いかける。
「あんた、その銃持って走り回るの無理だろ? それで、あんた乗せて戦えって言われたのさ」
「……」
「リエル様! やりましょう」
リエルは自分の銃を見つめた。
確かに、威力は高いがその重さが難点だ。ドラゴンに攻撃されたら、逃げられない。
「おら! 早く早くっ」
「えっ!? ちょっおいっ」
テイシンは答えも聞かずに弾を積み始める。それにならうようにしてサラまで積み込みを手伝った。
「……」
有無を言わさずかよ……リエルは溜息混じりに銃身の長い銃を持って、荷車に乗り込んだ。
ベリルは、サラの首にドルメックから譲り受けたムーンストーンのペンダントをかけた。
「!」
「彼の助けになってやってくれ」
お前の想いは、彼の力になる。
「サラ、サポート頼むぞ」
「任せてください!」
「しっかり掴まってろよー!」
テイシンはそう言うと颯爽と走り去った。