薔薇とアリスと2人の王子
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「私、ラプンツェルっていうんです……。20歳です。あ、ラプンツェルって“ノヂシャ”の事です…。野菜なんですよぉ」
「野菜の名前なの?」
「はい。あ、あの、両親がこの先にある魔女の家のノヂシャを盗もうとして。……それで、その罰として、その時に赤ん坊だった私を魔女が引き取ったんです……」
ラプンツェルが暮らしているという部屋は、入ってみると改めて大変な有り様だと分かったよ。
まだ昼間なのに薄暗い。夜なんてランプだけで過ごしているんだろうね。
「また魔女か。今度はゾフィーじゃないと思うけど」
そう言ったカールのほうを見てラプンツェルが質問した。
「あなた達は?」
すかさずアリスだ。
「私はアリスよ。13歳。これがイヴァンでこれがカール。覚えなくても支障はないわ」
「……あ~。私、イヴァンって王子様聞いたことあります……」
ラプンツェルは相変わらず、長い髪を前に垂らしたまま言った。
それがアリス達は未だに怖かったよ。
「私、ラプンツェルっていうんです……。20歳です。あ、ラプンツェルって“ノヂシャ”の事です…。野菜なんですよぉ」
「野菜の名前なの?」
「はい。あ、あの、両親がこの先にある魔女の家のノヂシャを盗もうとして。……それで、その罰として、その時に赤ん坊だった私を魔女が引き取ったんです……」
ラプンツェルが暮らしているという部屋は、入ってみると改めて大変な有り様だと分かったよ。
まだ昼間なのに薄暗い。夜なんてランプだけで過ごしているんだろうね。
「また魔女か。今度はゾフィーじゃないと思うけど」
そう言ったカールのほうを見てラプンツェルが質問した。
「あなた達は?」
すかさずアリスだ。
「私はアリスよ。13歳。これがイヴァンでこれがカール。覚えなくても支障はないわ」
「……あ~。私、イヴァンって王子様聞いたことあります……」
ラプンツェルは相変わらず、長い髪を前に垂らしたまま言った。
それがアリス達は未だに怖かったよ。