薔薇とアリスと2人の王子
「そ、そりゃあ気にかけますよ……ラプンツェルが塔から出たがらないのも、僕のせいですし……」
「――あなたのせい? ラプンツェルは野菜を盗んだ両親のせいで、閉じ込められたんでしょ?」
クリストは勢いよく首を振る。
顔をあげると、気弱そうだった当初とは違って勇ましい表情になっていたよ。
「魔女はもう、彼女の両親を許しています。つまりラプンツェルはもう自由の身なのです!」
「……じゃあ何でまだ塔の中に?」
「――僕が、ラプンツェルをフッたから……」
それは蚊の鳴くような声で、ほんとうに聞こえにくかった。
「――あなたのせい? ラプンツェルは野菜を盗んだ両親のせいで、閉じ込められたんでしょ?」
クリストは勢いよく首を振る。
顔をあげると、気弱そうだった当初とは違って勇ましい表情になっていたよ。
「魔女はもう、彼女の両親を許しています。つまりラプンツェルはもう自由の身なのです!」
「……じゃあ何でまだ塔の中に?」
「――僕が、ラプンツェルをフッたから……」
それは蚊の鳴くような声で、ほんとうに聞こえにくかった。