薔薇とアリスと2人の王子
まもなくラプンツェルの支度は整った。
兄弟が振り向くと、そこにいたのは――春の花を思わせる桃色のドレスを纏った美少女だったよ。
ラプンツェルの代わり映えにアリスは口が塞がらないほど驚愕してね!
ダイヤモンドの原石とは、彼女のようなことを言うのだろうと思ったよ。
「やっぱりあなた、とっても可愛いじゃない!」
桃色のドレスに流れる長い黒髪が美しい。
ラプンツェルはとても気まずそうにうつ向いていてさ。
「あのぉ~……本当にクリストにこの姿を見せるんですか……?」
カールが頷いた。
「もちろん! あのヘタレ君、驚くね。自分が“根暗だ”ってフッた子がこんなになって!」
アリスとイヴァンも同意した。
さっそく、クリストを呼び出そう――と話がまとまってね。
アリスが彼を呼びに行こうと提案した時だよ、塔の下から聞き覚えのある気弱な声がしたのは。
「ラプンツェルゥ~。いるんだろぉ~?」
姿を見なくとも、クリストだって事は誰にでも分かった。
兄弟が振り向くと、そこにいたのは――春の花を思わせる桃色のドレスを纏った美少女だったよ。
ラプンツェルの代わり映えにアリスは口が塞がらないほど驚愕してね!
ダイヤモンドの原石とは、彼女のようなことを言うのだろうと思ったよ。
「やっぱりあなた、とっても可愛いじゃない!」
桃色のドレスに流れる長い黒髪が美しい。
ラプンツェルはとても気まずそうにうつ向いていてさ。
「あのぉ~……本当にクリストにこの姿を見せるんですか……?」
カールが頷いた。
「もちろん! あのヘタレ君、驚くね。自分が“根暗だ”ってフッた子がこんなになって!」
アリスとイヴァンも同意した。
さっそく、クリストを呼び出そう――と話がまとまってね。
アリスが彼を呼びに行こうと提案した時だよ、塔の下から聞き覚えのある気弱な声がしたのは。
「ラプンツェルゥ~。いるんだろぉ~?」
姿を見なくとも、クリストだって事は誰にでも分かった。