オサナナジミ


「なんてなっ冗談だよ。もう終わったの?」


ケラケラ笑っている


ちょっと安心


『まだだけど、アタシすることないし。玲と横山クンは上手くいったみたい』


「へぇ。帰んの?」


『そうしよっかなーって考えてる。美沙が酔って寝ちゃったから、送っていかなきゃいけないし』


「・・危ないし、俺が送ってあげるよ」


『え?』


よく聞こえなかった


「だから、送ってあげる!」


『いいの?』


「おぅ」


アタシは部屋に戻り、美沙を起こした


「んーっまだ食べるのぉ」


『変な寝言いってないで起きて!』


「未穂ぉ?-゛っ頭痛い」


ぶつぶつ文句を言いながら起きる美沙


『帰ろ?』


「うん。あ゛ー頭がぁ」


大変そうだ


確か頭痛薬持ってたっけ


アタシは鞄の中をあさってみた


最後の1つが残っていた


『美沙?ほら。薬。飲んで』


「おぉありがとー」
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