時の旋律

柚歌が印を付けた範囲ーーそれは、俺達の学校を中心に半径2キロメートルぐらいだった。

「俺達の学校に、あの時計台…それから図書館に病院か…なんかどれも怪しいんだけど…。」

俺は頭を掻いた。

「仕方ないよ。これからは地道に捜すしか方法はないし…。」
その時、柚歌の耳がある音を捉えた。

「柚歌?「逃げてーーー!!」
柚歌の声と同時に、俺の足下で銃弾がはねた。


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