【短】キミ、幽霊ですけど!?




「どこ行ったんだ? ゆり…」



「いちよう、女子トイレ見てきたけど…誰もいない」



「じゃぁ…」












3人は同時に、屋上へと続く階段を見て、走りだした





















































ぎぃ~…







屋上の扉が開く



「……?」







誰だろう?


そう思いながら、扉のほうを向くと








「あれ? ナツ、ナオ、アオイ??」



「ゆり~! やっぱりここにおった!」









ナツは、そう言いながら走ってくる






あたしの前でとまると、両手を広げて、あたしを抱きしめる…







「あ…」







ナツの手はあたしの体をすり抜ける






そうだった…ナツには、もう…………。











「…ナツ」






アオイが心配そうにナツの名前を呼ぶ







「ははは~。そうだった! 俺、幽霊なんだもんなぁ~…」








ナツが無理に笑う









< 32 / 48 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop