アナタしか欲しくない
『貴志さん“また来ます”って言って帰ったよ』
マイ姉が、また部屋にやって来て、聞きたくない事を伝えてくる。
『あのさ〜。ケンカの理由はわからんけど、あまり意固地になりすぎてフラれても知らないよ?』
いいの?って覗き込んで聞いてくるマイ姉。
「……フラれたから会いたくないの」
そんなマイ姉からフイッと顔を逸らして呟いたその言葉に、ジワリ涙が浮かぶ。
ミイはフラれたんだって事実に、また悲しくて涙が溢れる。
『えっ?じゃあなんで貴志さん毎日会いに来るの?ええっ?どういうこと!?』
「フッたことへの罪悪感で来てるだけなんだよ、多分」
ぐすんと鼻を鳴らしてると、マイ姉がぎゅーっと強く抱き締めてくれた。
『ミイ、辛かったね。ずっと片思いしてたもんね』
その言葉に、決壊したダムのように涙がボロボロと流れ落ちた。
マイ姉が、また部屋にやって来て、聞きたくない事を伝えてくる。
『あのさ〜。ケンカの理由はわからんけど、あまり意固地になりすぎてフラれても知らないよ?』
いいの?って覗き込んで聞いてくるマイ姉。
「……フラれたから会いたくないの」
そんなマイ姉からフイッと顔を逸らして呟いたその言葉に、ジワリ涙が浮かぶ。
ミイはフラれたんだって事実に、また悲しくて涙が溢れる。
『えっ?じゃあなんで貴志さん毎日会いに来るの?ええっ?どういうこと!?』
「フッたことへの罪悪感で来てるだけなんだよ、多分」
ぐすんと鼻を鳴らしてると、マイ姉がぎゅーっと強く抱き締めてくれた。
『ミイ、辛かったね。ずっと片思いしてたもんね』
その言葉に、決壊したダムのように涙がボロボロと流れ落ちた。