アナタしか欲しくない
誕生日がイブなんて、クリスマスプレゼントと誕生日のプレゼントを一緒にされるだけで、損なだけと思ってた。




「そっ。だからタカちゃん今年のイブもミイの誕生日のお祝いしてね?」





でも、出会った最初の年にタカちゃんが家族に混じって(ミイが無理矢理誘ったんだけど)

一緒にお祝いしてくれるようになってからは、イブが誕生日っていうのも悪くないなって思えるようになったんだ。





だって大好きなタカちゃんに、誕生日をお祝いしてもらえて、イブって言う特別な日に一緒にいれるんだもん。





『はぁ〜。わかったよ』




「ありがとうタカちゃん!仕事頑張って早く終わらせてね!!」





『プレゼント、何がいいかイブまでに考えて決まったら電話して。じゃあね』





私の家に辿り着いて、しがみつく私の腕を優しくほどく。




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